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2021/11/11 23:19

猫の性格は柄によって違うということを知っていましたか?
たくさんの猫柄のなかでも特に身近な茶トラ猫の特徴をご紹介します。



「茶トラ猫」の柄の意味と猫の性格

猫動画でもよく見る「茶トラ猫」。野良猫にも多く日本人にはとても身近な猫ですね。性格も穏やかで人懐っこいので飼いやすいのが特徴です。


茶トラ猫の柄は、明るいオレンジブラウンに濃い茶色などのトラ模様が入っているのが特徴です。海外ではこの色合から「ジンジャーキャット」とも言われています。たしかに生姜色ですね。

ベースがオレンジ色が特徴ですが、なかにはクリーム色に近かったりと個体によって様々な色味があります。オレンジ系の茶色に濃い色で縞模様が入っていれば茶トラ猫です。

茶トラ猫のほんとうの性格

甘えん坊
穏やか
平和主義
小心者
茶トラ猫の一番の特徴は「甘えん坊で人懐っこい」ということが挙げられます。

飼い主だけでなく初対面の人に対しても距離が近く人懐っこい性格なので、猫初心者の方でも飼いやすいオススメの品種です。気が強い子は少なく穏やかな性格であることも特徴です。野良猫の茶トラも人に対して警戒心が強くない子が多いです。写真を撮らせてくれたりお腹を見せてくれたり、という茶トラ野良猫も多いですよね。

特に飼い主にはとても懐くので、家の中でもいつも一緒という茶トラ猫が多いです。猫との距離が近いほうがいい、という人にはたまりませんね。

また、いつも穏やかで平和主義者でもあるので多頭飼いにも向いています。きっかけがあり新たに猫を迎えたい、というときに必ずどんな猫でも相性確認が必要ですが、比較的どんな相手でも喧嘩せず仲良くなりやすい性格です。猫同士の喧嘩を嫌う性格でもあるので他の猫同士の相性も要注意。猫は環境の変化に敏感な動物なので、多頭飼いをする場合は慎重に判断しましょう。


茶トラ猫の種類とそれぞれの特徴

茶トラ猫の正式名称は「レッドマッカレルタビー」や「レッドタビー」と呼びます。(マッカレル=サバ 、タビー=縞模様)

トラ柄と言っても正式名称はサバから来ているんですね。

白色が混ざった茶トラは「レッドタビーアンドホワイト」と呼びますが、品種の名称ではなく模様の名称です。茶トラという品種があるのではないのでご注意を。

茶トラがいる主な品種

メインクーン
マンチカン
アメリカンショートヘア
スコティッシュフォールド
ノルウェージャンフォレストキャット

歴史ある品種から近年人気がある品種まで、茶トラといってもたくさんの種類があります。品種や個体によって長毛・短毛であったり耳の形が違かったり、それぞれ見た目の特徴は違いますが、どの品種も穏やかで飼いやすいというのが特徴です。

茶トラ猫の分類

茶トラ猫は大きく分けて3つの柄に分かれます。

まるどら

全体的にオレンジブラウンの色味で濃い縞模様がある猫をまるどらと呼びます。なかには顎だけ白い猫もいます。

茶白

まるどらをベースに白い部分が入っている猫を茶白と呼びます。顔の下半分が白いハチワレ猫や、お腹や足先が白いなど、茶色ベースに白い部分が多くあるのが特徴です。

白茶

茶色よりも白い部分が多い猫を白茶と呼びます。白色ベースに茶色の縞模様が少しあるのが白茶です。

茶トラ猫の体が大きい理由

茶トラ猫は体が大きいイメージありませんか?実は約8割がオスのため体が大きい個体が多いのです。

猫は基本的にメスよりもオスが体が大きいです。猫好きな人ならひと目で「オスっぽい」「メスっぽい」と体格をみて判断できる人も多いのではないでしょうか。

実は茶トラはほとんどがオスですが、それは遺伝子が関係しています。性別を決める遺伝子は「メス=XX」「オス=XY」ですが、その片方のXに茶色の毛並みをつくる「O」遺伝子がどう組み合わされるかで茶トラ猫かどうかが決まります。

・オスの場合:片方のXにO遺伝子があれば茶トラ柄

・メスの場合:片方のXに3種のO遺伝子「OO・Oo・oo」のうちOO遺伝子の場合茶トラ柄

以上のように、メスで茶トラが生まれる確率はオスに比べて低いのです。

茶トラは体が大きいと思われがちですが、実はオスが多いからということが理由にあります。

ちなみにまるどらの約9割はオスということもわかっています。遺伝子って不思議ですね。

 

茶トラ猫と仲良く暮すコツ

一緒にいる時間を多くする

茶トラ猫は甘えん坊で有名です。飼い主に対しては愛情たっぷりで直球勝負、いつも誰かと一緒にいたい性格です。猫は日中ずっと寝ているので仕事をしていても問題ありませんが、夜帰ってきてからは構って攻撃が毎日と思って過ごしたほうがいいでしょう。

猫はツンデレと言われがちですが、茶トラはほかの猫に比べて人と過ごす時間を求めます。家にいるときは常に一緒にいるくらい構ってあげましょう。

たくさん遊んで運動量をしっかり

オス猫が多く食欲も旺盛なので、気づいたら太ってしまった…ということがないように運動する時間を多く設けましょう。


食事の量をコントロールする

茶トラ猫はごはんのおねだりも上手です。かわいくてついついおやつをたくさんあげてしまいがちですが、去勢後のオス猫は太りやすいこともありますので、1日の食事量を一定にしてあげることが健康を長続きさせるコツです。

もともとオスは体が大きいため太ったことに気づきにくいです。定期的に動物病院で健康チェックをすることをオススメします。

茶トラ猫と相性がいい飼い主の性格

茶トラ猫は常に誰か周りにいることを好むため、比較的家にいる時間が多い飼い主がいいでしょう。

帰って寝るだけのような生活よりは、自宅で仕事をしている人や、仕事が終わればいつも家にいるような人が合っています。

また、茶トラ猫は甘えん坊な性格なので、べったりくっついてきても気にしない性格の飼い主にオススメです。

猫は甘えてこないからちょうどいい、と思っている人は茶トラ猫を飼ってびっくりするかもしれません。多頭飼いにも向いている品種なので、里親などで受け入れる機会があれば相性チェックはしやすいでしょう。

ちなみに平和主義な性格も強いので、仲間の猫同士が喧嘩するのも嫌がります。多頭飼いする場合はどんな猫でも、相性チェックに時間をかけ、どの猫もストレスにならない環境であることを確認してから始めましょう。

小心者の一面もあるので、大きな音や喧嘩などストレスを与えないように注意しましょう。

茶トラ猫の歴史

茶トラはもともとキジトラに赤い遺伝子が組み込まれて誕生した品種です。キジトラはすべての猫のルーツとも言われていますが、茶トラはキジトラの柄によく似ており近い存在と言えます。

景色に馴染むキジトラに対して茶トラは自然界で目立つ色のため、突然変異で生まれた茶トラは砂漠で生き延びることが困難だったと思われます。


ちなみに古代から猫は砂漠で暮らしていましたが、砂漠では水を頻繁に入手することができないため清潔な水を見分けて飲んでいました。主食が肉食であるために腐りやすく、その腐りやすい食料の近くにある水を好まない本能がああります。ごはんとお水を近くに置くことは猫が嫌がりますので、そのような配置をしているお家は今すぐにやめましょう。

茶トラ猫の豆知識

海外では黒猫の次に「人気がない」のが茶トラ猫と言われています。日本では保護猫でも人気の種類ですが、日本と海外では人気の模様が違うみたいですね。黒猫も海外では不吉と言われ、日本では幸福を呼ぶと言われ、こんなにも扱いが違うのかとびっくりしますが、猫好きであれば模様がなんであれ無条件にかわいいですよね。


茶トラ猫に関する伝説の一つに、キリストに関する話があります。

赤ちゃんだったキリストが眠れなかったとき、近くで喉を鳴らしていたのは茶トラ猫だったという話が言い伝えられています。そしてその猫の額に聖母マリアがMの文字を指でなぞったことで、猫の額にM模様ができたという伝説があります。トラ柄の猫の額にあるM柄はマリア様がつけたものなんでしょうか。

歴史上の書物や建造物に猫が記されていますが、古来から人間にとってどれだけ猫が近い存在だったかわかりますね。

茶トラ猫のまとめ

甘えん坊で温厚、ちょっと太りやすくて平和主義。なんともかわいい猫ですね。

日本人にとっては身近な茶トラですが、もしSNSなどで見かけたらメスの茶トラ猫を探してみてください。貴重なメス茶トラを探す時間も楽しいですよ。


茶トラ猫を知れば知るほど愛おしくなりますね。体が大きいのも甘えん坊なのも遺伝子が関係していると思うと、すべての茶トラが兄弟のように感じます。茶トラのためにも喧嘩をしないで平穏に暮らしましょう。

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