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2021/11/11 23:04

誰もが知ってる「三毛猫」。三毛猫っていうと想像するのはあの柄ですよね。でも実は三毛猫ってあれだけじゃないんです。

三毛猫の定義とは?飼うときの注意点は?三毛猫をもっと知りたい方へ、特徴と性格を紹介します。猫って知れば知るほど奥が深い!

「三毛猫」の柄の意味とほんとうの性格

三毛猫といっても実はたくさん種類がいるの知っていましたか?

三毛猫の柄のヒミツと性格を詳しく紹介します。

三毛猫とは?

三毛猫といえば「三色の体毛」が特徴ですよね。基本的な色の構成として黒・茶・白の短毛の猫が三毛猫と呼ばれています。

本来は身体的特徴として三色の体毛の猫が三毛猫と呼ばれているため、厳密に言うと三毛猫という種類がいるわけではありません。ただ体毛は遺伝子から構成されるものなので、三毛猫の性格や特徴は似通っていると考えられます。

三毛猫の性格

三毛猫は一般的に適応能力が高いと言われています。三毛猫のほとんどがメス猫であることから、母性があり環境に順応しやすいというメス猫ならではの特徴が強いことが挙げられます。また、実際に暮らした飼い主からは賢く、物分りがいいという意見もたくさんあるようです。

気性が荒いタイプではないので比較的どんな相手とも平和に暮らしますが、多頭飼いはどんな猫でも相性がありますので慎重に!

おっとり
猫といえば、サバサバしてそうなイメージの方も多いかもしれませんが、三毛猫はおっとりした性格であることも特徴のひとつなので、猫初心者の方にも向いている猫です。多頭飼いをする際も大きな問題はなくほかの猫と仲良くなりやすい猫であることも特徴です。

きまぐれ
猫といえば「きまぐれ」というイメージの通り、猫っぽい性格です。そんな、きまぐれな部分もありますが、きまぐれじゃない猫は見たことありません。おっとりなのにきまぐれ、って可愛らしくてたまりませんね。静かなきまぐれ屋さんというところでしょうか。

運動能力、適応能力が高い
猫は基本的に瞬発的な動きの能力が高いです。三毛猫はその中でも運動能力が高いです。走りやジャンプ力が高いので、気づいたら天井近いところに隠れているかも?

好き嫌いがはっきりしている
母性本能が強く家族愛が強い猫が多いため、自分の家族以外には興味を示さない三毛猫が多いようです。その反面、愛情深い性格でもあるのでお気に入りのものや人に対しては強い愛情を示す猫でもあります。

三毛猫の種類

黒・茶・白の三色の猫をたくさん見かけますが、それだけが三毛猫ではありません。

例えば淡い色で構成された「パステルミケ」と呼ばれる猫、黒と茶の部分が縞模様の「縞三毛」など色合いによっても違う呼び方がある三毛猫がいます。また白の割合が多く、ほかの二色が点々としている模様の猫を「トビミケ」と呼びます。

三毛猫といってもたくさん種類がありますね。純血種でも三毛猫が生まれるので、体毛が三色だったら三毛猫と認定しましょう。実は思ったよりミケ率が高いかも?!

三毛猫はメスしかいない?!

三毛猫は基本的にメスしか生まれません。それは体毛を構成している遺伝子が関係しています。三毛猫のオレンジ(茶)と黒の体毛が同時に構成される場合、オスは生まれません。

メスの染色体は「XX」、オスの染色体は「XY」。白以外の毛色を決める遺伝子はXの部分に紐づきますが、オスはXがひとつしかないので二色か単色になります。三毛猫のように白以外に二色を持てる=Xが2つある=メス となるわけです。

稀にオスが生まれることもありますが、染色体異常であるために生殖機能をもっていないこともあるようです。それくらい三毛猫のオスは珍しいです。

遺伝子によって毛色や性格が変わるのはとても不思議ですね。

三毛猫の健康維持

三毛猫はほかの猫に比べて体も丈夫で長生きしやすいと言われています。ただ、丈夫だからといって病気を見逃してはなりません。

病気を発見するコミュニケーションの一つとして「ブラッシング」をオススメします。

三毛猫は人一倍キレイ好きな猫なので、ブラッシングをすることで古い毛や汚れをこまめに取り除いてあげましょう。そのことで小さな体の変化やしこりなど、病気の発見につながることもあります。

季節問わずこまめに丁寧なブラッシングをすることはどんな猫にも共通して必要なことなので、コミュニケーション&体調チェックを目的に週に一度程度やりましょう。

また、トイレも常にキレイにしてあげることが重要ですが、おしっこの量や色が変化したらすぐ気付けるよう猫砂も工夫して選ぶことをオススメします。

トイレの回数やおしっこの色が変わったなど、微妙な変化でも獣医師さんへ相談してください。猫は泌尿器が弱く腎臓などの病気になりやすいので、小さな変化も見逃さず不安なことがあればすぐにかかりつけ獣医師さんへ相談しましょう。

三毛猫と仲良く暮らすコツ

三毛猫は、いかにも猫代表とも言える「気分屋」なので、猫と距離感を保てる飼い主さんが向いています。

遊びたいときに遊ぶ、寝たいときに寝る、甘えたいときに甘える、と猫の気分をそのまま尊重できる環境を作ることが三毛猫と暮らすコツです。

基本的におっとりタイプで喧嘩好きではないので、余計なちょっかいを出したり嫌がることをしなければ平和に過ごすことができます。それはどんな猫にも共通して言えることですが…。

運動能力が高く体を動かすことを好むため、ある程度の広さがある部屋で飼いましょう。キャットタワーやおもちゃなど、いくつかのツールを活用して一緒に遊ぶようにしてあげてください。

また、体が丈夫で寿命が比較的長いので、猫初心者さんでも飼いやすいのが特徴です。

賢く模倣学習能力が高いので、先住猫がいる場合だとトイレの仕方を見せてあげたり、おもちゃで遊ぶところを見せてあげたり、いい手本を見せると学習する力があります。

多頭飼いしていなくとも、愛情をもってしつけをすれば時間とともに学習してくれるので無理強いせず時間をかけてしつけをしてあげましょう。猫に対して焦りは禁物です。マイペースですがとても賢い動物なので気長にしつけましょう。

三毛猫の歴史

元祖三毛猫は日本猫
一般的に三毛猫と呼ばれる白茶黒の三色猫は「日本猫」です。雑種から純血種まで三毛猫と分類される猫がいますが、欧米ではジャパニーズボブテイルが「ミケ」の愛称で呼ばれています。

元祖三毛猫ははっきりとした色の白・黒・茶ですが、最近では西欧の品種から淡いグレーやベージュなど、様々な三毛猫が増えています。日本では古くからネズミ対策で猫が身近な存在でありましたが、西洋からの輸入品種が多くなったことを機に体毛の色の変化も歴史とともに変わってきました。

家猫より外猫が多かった日本では、海外からの品種が増えたことで自然に交配され混血が進んだとみられています。

三毛猫は縁起がいい?

古くから三毛猫は縁起がいいと言われてきました。招き猫のモデルも三毛猫と言われており、さらに三毛猫の「三」という数字はもともと縁起がいい数字なので、三毛猫は日本人にとって縁起がいい動物と重宝されました。

また、賢く病気にも強いということから福を招く象徴として歓迎されていたようです。

三毛猫のオスが天気を予知し船が遭難しないと言われ、船上で守り神のように大切にされたという言い伝えもあります。猫が騒げば時化になり、猫が眠れば天気平穏と信じられていたようです。まさに福を呼ぶ神ですね。

日本での第一次南極観測隊でも珍しいという理由からオスの三毛猫が贈られたようで、当時の観測隊隊長の名前から由来し「タケシ」と名付けられ昭和基地内で隊員たちと越冬した歴史があります。タケシは日本に戻り隊員の一人に引き取られましたが、まもなく家から脱走したとのこと。猫の脱走は今も昔も変わりませんね。

昔から猫の偉業や言い伝えが多いことから人間にとって大変身近で重要な存在であったことがわかります。昔から日本人に愛されているのが伝わりますね。

三毛猫のまとめ

三毛猫が愛される理由がわかりましたね。いかにも猫、という性格がなんとも愛らしいです。

猫自体が縁起がいいとされてきた日本ですが、三毛猫は特別重宝されてきました。三毛猫本人はなんとも思っていないでしょうが、人と猫の深い関係を実感する話がたくさんあり長い歴史を感じます。

三毛猫に限らずどんな猫も、のびのびと平穏な暮らしをすることが一番大事です。

人が望む平穏な毎日を猫にも与えてあげましょう。猫を飼っているひともそうでない人も、三毛猫の性格を知って飼いたくなったのではないでしょうか。

三毛猫を迎えるきっかけがあれば是非家族に迎え入れてください。平穏な毎日がますます平穏になりますよ。

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