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2021/11/11 22:56


「サバトラ猫」の柄の意味と猫の性格

毛並みもキレイでつい見とれてしまうカラーですよね。そんなサバトラ猫の特徴と性格を紹介します。


野性的で一番多いキジトラ猫の仲間、「サバトラ猫」。その名の通り「サバカラー」で「トラ柄」の猫のことをいいます。シルバーグレーの毛並みに黒い縞模様が特徴です。

サバトラ猫のほんとうの性格

・警戒心が強い
・臆病で神経質
・飼い主にだけ甘える
どの特徴もいかにも「猫」という感じですね。

そのなかでも警戒心が強いことや臆病な性格になった理由は、自然界で目立ちやすい体毛だからという説があります。キジトラのように自然界に馴染むカラーではなく、白に近い色味であると動いたときに気づかれやすいためです。そのことで警戒心が強い性格が根本にあるんですね。

それとは反して人懐っこい部分もありますが、それは「人に自分の身を守ってもらうため」ということも考えられます。サバトラ猫は日本でも多く、また家猫でもよく飼われていますが人間との関係が自然にそうさせたのかもしれません。動物の本能と人間との関係性が徐々にサバトラ猫の性格をつくっていったのですね。


サバトラ猫とアメショの違い

一見するとサバトラ猫とアメリカンショートヘアーは似ていますよね。しかし実際よくみてみると大きな違いがあります。それは柄の模様に違いがあります。サバトラはベースとなるシルバーグレーの体毛に黒い縞々模様が均一的にありますが、アメショは全体的に渦巻いた模様をもっています。さらに縞模様も太くてはっきりとした模様であることが特徴です。

またアメショにはいくつかカラーが存在します。ミルクティやクリームと呼ばれる茶色や白が混在したような色のアメショもいるので、サバトラ=アメショではないことを知っておくとよいですね。

また、サバトラ柄がベースで白い部分が多い猫をサバシロといいます。しっぽはサバトラ柄になっていることが多いですが、お腹や手など白い部分が多いことが特徴です。

グレーカラーでトラ柄がある猫を見かけたらどんな種類かみてみてください。実はアメショかも?!

サバトラの柄に隠されたヒミツ

サバトラの多くに、頭にMの模様が入っていることがあります。それはサバトラの元をたどればキジトラがいることが理由にあげられます。猫の元祖といわれているキジトラの仲間なので、よくみるとキジトラの色違いということがわかります。

サバトラの柄は「タビー」という種類に分類されますが、タビーとは被毛に様々な模様が入っていることを示します。色が濃い部分、薄い部分が混在しており、薄い部分には複数のカラーが混在していることが特徴です。猫を飼っている人ならわかると思いますが、猫の被毛をめくってみると表面と皮膚に近いほうでは色が違うことがありますよね。猫の体毛はたくさんの種類の毛で覆われています。


マッカレルタビー

タビーのなかでもマッカレルタビーという種類があり、サバトラはこれに分類されます。

英語でマッカレルはサバを意味し、マッカレルタビーとは全体が縞模様になっているサバトラ猫のことを呼びます。

ちなみにおなじタビーでも「アグーティタビー」という種類がありますが、毛の一本一本が縞模様であることが特徴です。代表的な種類はアビシニアンやシンガプーラなどです。

サバトラ猫の歴史

サバトラは高度成長期に外国から洋種の猫が輸入された際、キジトラなどの日本在来種と交配して生まれたと考えられています。交配の過程でキジトラの茶色が消え、灰色のカラーが出てきたのがサバトラの由来です。

キジトラこそイエネコの元祖といわれている「リビアヤマネコ」と同じ遺伝子を持っているとも言われ、基本となる種類です。サバトラはキジトラと交配して生まれた種類であることから、本能的に野性味が残っている性格でもあります。日本の猫はキジトラやサバトラが多く見受けられますが、交配の歴史からベースとなるキジトラから派生した種類が多いのも納得ですね。

サバトラ猫と仲良く暮らす方法と注意点

先に説明したとおり、サバトラは両極端な性格の持ち主です。

警戒心が強いと思ったら逆に人懐っこい部分もあり、それは猫個体によってまったく異なると考えたほうがいいでしょう。猫はもっている遺伝子によって被毛の色が変わったり性格が変わったりしますが、性格は「多く見られる傾向」であり、実際に飼ってみると違う場合もあります。


特にサバトラはクールな部分と甘えん坊な部分どちらも持ち合わせている種類なので、どちらであっても仲良くできる自信がある方がオススメです。

猫の距離感に合わせながら時間をともにすることもオススメです。猫側がだんだんと距離を縮めてきたらこちらも徐々にコミュニケーションの仕方も変える、くらいの気持ちで飼うとよいでしょう。

また野性的な一面が残っている種類なので、たくさん遊べる環境の人が向いています。日中仕事をして家をあけていても夜はしっかり遊ぶ時間を取れる人や、猫がストレスを感じない程度の遊び道具と空間があるおうちがいいでしょう。サバトラは太りやすい一面もあり、基本的に猫は運動でストレス発散しますので、1日1回は必ず遊んであげる環境をつくってください。

サバトラ猫のまとめ

サバトラは「ツンデレ」のどちらかの猫ということがわかりました。いかにも猫らしくてかわいいですね。

サバトラは元来家猫の種類なのでブリーダーなどからは入手困難です。里親募集など家猫から入手することをオススメします。サバトラの兄弟にキジトラがいたり、被毛の色が違えど同じ親から生まれた兄弟の体毛がなんとなく似ているのを見るのも楽しいものです。


もし猫と一緒に暮らすことを考える際は、サバトラに限らず縁がある猫と暮らすことをオススメします。どんな猫も飼ってみないとわからない性格や特徴があります。それが動物と暮らす楽しみでもありますので、是非この記事を参考に「猫あるある」を知ってください。

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